植物育成LEDライトについて
冬に向けて、準備をしています
地球は駒のようにくるくる自転しながら、太陽の周りを1年かけて1周(公転)しています。
自転している軸(地軸)は太陽に向かって、23度少し傾いています。
太陽から発せられた光は、地球に降り注いでいる訳ですが、一番効率よく地面を照らすには、光に対して直角になっている地面です。
地軸が傾いていなければ、赤道直下が一番沢山の太陽光が当たる訳です。
日本は北緯20度〜46度の範囲にありますので、赤道直下に比べて太陽光は常に斜めに当たることになります。
ここ神奈川県の県庁所在地は、北緯35°26′52″ですが、地軸が傾いているが為に、1年の公転の間に、太陽の角度が結構変わります。
そう、夏はより直角に近い方向に太陽が昇り、冬は、逆に余り高い位置に昇りません。
また、冬は低い位置を太陽が移動する為に、地平線に隠れている時間が増える為、夜が長くなります。
(夏は逆ですね)
実際には、海水温や、海流、高層気温など、色々な条件あるんですよね。。。ちょっと復習してみました。
長い前置きですが、冬は太陽光が不足しますので、それを補うために、人工太陽(LEDライト)を準備しようと言う訳です(w
冬型の植物とは言え、チレコドンなどが自生しているナミビア辺り。
夏の(夏が寒い)最低気温が(標高にもよりますが)低くても8度程度、最高気温に至っては20度前後あります。
<ナミビアの気温>
© WeatherSpark.com
日本の東京ですと、最低気温が2度前後、最高気温が9度前後、外管理は厳しいですね。
<東京の気温>
© WeatherSpark.com
寒さに強いと言われている、ソテツ類や、アガベなども、日本の冬では、「枯れないけれど、成長もしない」状態になると思います。
日本では、リビングであれば、気温はなんとかクリアできますが、日差しがなんともなりません。。。
と言うわけで、植物育成LEDで補おうと言う作戦です。
リビングでは、置き場所が限られます。
(ベランダでも結構厳しい物がありますが。。。)
今は、3段の飾り棚を、窓際に据えていますが、一番上は、どうしても背の高いものの置き場になります。
また、一番上は、窓から差し込む太陽光も期待できますので、現在は20Wクラスを2灯で対応しています。
実生のまだ大きくない苗たちは、太陽光に飢えています。そこで、2段目、3段目を小さな子たち用にすることとして、棚板の裏側にスティック型のLEDライトを装着することにしました。
今回、入手したのは、このライト。3本が1セットで、連結して使用します。
赤、オレンジ、白のLEDが混合で配置されています。
スマートコンセントで時間指定(日の出でON、日の入りOFF、等)でコントロールしますので、単体でタイマーなどは不要で、ON/OFFのスイッチのみのシンプルな構造でOKです。
コチラの商品、取り付け用の金具がついていますので、木ネジで板に取り付けることができます。
金具とLEDはかっちり固定されてはいませんので、スライドして若干の位置調整が可能です。
1ヶ月ほど前、これを試しに、2段目に1セット(3本)設置しました。
100V電源の製品ですので、明るさも結構あり、今年播種したウィンゾリーの葉の直上で、24,000LX程度の明るさを確保できました。
試しに1セット購入して、1ヶ月使用しましたが、葉焼けすることもなく、元気に緑の葉をキープしてくれています。
今回、3段目用にもう1セット入手しましたので、詳しく見ていきたいと思います。
梱包はこのようなとても頑丈な筒に入ってきます(実際にはこの筒を更に細長い段ボールで梱包してあります)
とっても硬い厚紙です。殴られると多分星が舞うと思います(w
会社自体は深センにあるようです。
中を出してみましょう。
・スティック状のLEDが3本
・コンセントに挿すACケーブル(途中にON・OFFスイッチあり)1本
・中継ケーブル2本
・説明書
・細かな部品が入ったビニール袋3個
がセットになっています。
ビニール袋の中には、こんな部品が入っています。
・取り付け金具2個
・よく分からないケーブル(多分独自に延長ケーブルなどを作れる?)
・電極の保護用の蓋
・よく分からないプラスチック部品(w
取り付け金具は付いていますが、木ネジはありませんので、適切な長さのネジを6本用意する必要があります。
※板を突き抜けない程度の長さのものが必要ですね。
まず、棚板の裏に3本取り付けますので、1本当たり2個の金具を、大体均等にネジで止めます。
後は、3本のLEDスティックをケーブルで連結しながら、金具に「カチッ」と嵌め込むだけです。
一番最後のLEDの電極は裸で見えてしまいます。
おそらく100Vが来ていますので危険です、保護用の蓋を付けます(ショートすると大変です)。
後は、元のコンセントを挿して、スイッチをONにすれば、無事点灯します。
結構明るいです(驚
カーテンレールに取り付けている2灯は、ホリダスの葉の辺りで、11,800LX、
2段目のパキポ実生の周辺を実測すると、葉の辺りで24,800LXの照度があります。
今回増設した3段目を実測すると、25,000LXです。
3色のLEDですが、こんな感じで配置されています。
ちょうど照度計の液晶面に反射した映像がわかりやすかったので。。。
Amazonで物色していると、同じようなスティック状のLEDライトが沢山ありますが、結構USB電源のものがあります。
レビューなどを拝見すると、「光が弱い」という意見がありますので、今回はAC100V直結タイプを選んでみました。
ACアダプタも無く(ACアダプタが発熱することが多い)、本体の発熱量もあまり無く、取り付け金具のお陰で棚板との間にも若干の隙間ができます。
後は、耐久性がどの程度あるかな。。。というところでしょうか。
また、耐久性については、1ヶ月毎位に照度計で測ってみて記録してみたいと思います。